ゴリラさんだめです 作 キューライス 出版 イースト・プレス
家の前にいたゴリラに「庭の畑にはいってきたらダメですよ」って言ったら入ってくるし
「にんじん抜いたらだめですよ」って言ったら抜いちゃうし
「家に入ったらダメですよ」って言ったら入ってくる。
怖い顔をしたゴリラに恐怖するうさぎのうさやまさん、ついにゴリラはキッチンに入りこみ、包丁を取り出してうさやまさんに・・・
嫌な予感ってあたるもんですよね。
どんどん当たる嫌な予感に、どうなってしまうのかとハラハラするんですが、結局当たらなくてホッっとします、うさやまさんよかったね、そして、最後のうさやまさんの言葉があったかくていい感じです。
「○○してもいいけど、□□はしちゃだめですよ!」
「□□してもいいけど、△△はしちゃだめですよ!」
という同じ展開の繰り返しなので、勘がいい子は次のセリフがなんというかを気づくかもしれません。
ダメっていうことってやりたくなるよね、って話かと思いきや
「押すなよ!押すなよ!」のダチョウ倶楽部のような話で、面白いです。おすすめ!
作者のキューライスさん、Wiki見たら、名前の由来は落語の「死神」の呪文「アジャラカモクレン、キューライス、テケレッツのパー」が由来だそうですが、この呪文、演じる人によってぜんぜん違うので初めて聞きました笑
ちなみに、先日もこれを買いました。
こちらもおもしろかったです(紹介はまた改めて)