どっとこ どうぶつえん 作 中村至男 出版 福音館書店

「どっとこ どうぶつえん」、プレステのゲーム「I.Q」、「明和電機」

この3つの共通点ってなんだかわかりますか?

プレイステーション1の初期に「I.Q」ってゲームがありました。


迫りくるキューブを消していくゲーム。ルールはすっかり忘れてしまいましたが。
暗い画面の中でキューブが転がってくるという、今までになかった斬新なグラフィックに驚いたことを覚えています。

それと「明和電気」
なんかツイッターの僕のタイムラインではオタマトーンがすごい流行ってたんですが、あれも明和電機さんの作品ですね。CDも持ってます。

実はオタマトーンは発売日(2009年)に買ったんですけどね。まだ家の中にあるはずですが・・・

本題に戻りますが、どっとこどうぶつえんの中村至男さん。IQや明和電機のグラフィックデザインを担当されているという、すごい方だそうです。

絵本の内容は、タイトルの「どっとこどうぶつえん」という表示はありますが、それ以外の文字はなくイラストだけです。
しかも、すべてドットで動物が描かれています。

表紙の画像を見て、水浴びをする象ということはわかると思います。6×8のマス目の中で22マスに色を付けられているだけですが、そんなシンプルな画像でも「あ!象だ!」というのはわかるのがすごいです。

人間が想像力で補完してぎりぎりわかる範囲(たぶん子供でも)を攻めているんでしょう。
大人が見ても、見た瞬間は「?」から「!」となる感じというのはなかなか面白いですし、きっと子供も楽しいと思います。
ページ数も少ないですし、文字もないですからあっという間に読めちゃいますけど、非常に面白い本だと思います。

こども達はレゴを思い浮かべたりするのかなと思ったのですが、今の時代はMinecraftかもしれませんね。

おすすめの記事