笑本おかしばなし ももたろう 作 ガタロー☆マン 出版 誠文堂新光社

伝説のギャグ漫画「珍遊記」の作者「漫☆画太郎」改め「ガタロー☆マン」が描く「ももたろう」。

あの、漫☆画太郎です。

チンコ!ウンコ!で攻めてくるんだろうか?

ババアがばーん!と登場するのか

鬼をトラックでどかーんと轢き殺すのか?

そう思いきや、過激な逆の描写は一切ありません(よだれや鼻水はでっぱなしですが)。子供にも安心して読ませられる内容です。

桃から生まれた桃太郎が、猿、雉、犬を仲間にして鬼退治。鬼を退治してめでたしめでたし。

犬がブルドッグでしかもメスだとか、負けた鬼がきびだんごをもらって反省するとか、新たな設定は付け加えられているものの、物語としてはものすごくシンプルです。

ただ、違うところは

「おばあさんは かわに せんたくに いき・・・・」

という流れが最後まで続きます。

漫☆画太郎、じゃなくて、ガタローマンの絵が苦手な人は受け付けないと思います。
でも、ものすごいネタに走った絵本だと思われていそうですが、以外に悪くないと思います。

よみきかせを楽しくするために、誰もが知っている桃太郎をものすごくシンプルにして、次のページで何を言うのか誰でもわかるようにしたらみんなで一緒に声に出して言うことができる。そういうことを狙っているんでしょう。

多分、真面目な人はアレルギー反応を起こしそうです。こんな汚い絵は認められない!って
でも、芸術ってそんなもんじゃん?
垂れた鼻水を汚らしいとみるのか、ほとばしる情熱とみるのか、

絵が、もうすこし小綺麗(笑)だとしたら、反応は180度違ったかもしれません。
「いないいないばあ」や「だるまさんが」みたいな、子供と一緒に楽しめるシステムとして、定番になる可能性もあるんじゃないかと思います。

見た目で誤解されて、多分図書館からは嫌われそうだよなぁと思う。
でも、こういうのも受け入れる懐の深さはあってもいいと思うんだけどなぁ・・・

と思って調べてみました。

カーリルというサイトがあって、全国の図書館の蔵書検索ができるんです。

一括で県内の図書館の蔵書の横断検索ができるんです、便利!

ほら!やっぱり予想通り!

ちなみに、いないいないばあなんかは、すべての図書館にあると思います。

ね!笑

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