りすでんわ 作 高橋和枝 出版 白泉社
「まちには でんわという べんりなものが あるらしい」
森のリス会議で、便利な電話のことを知ったリスたちは、自分たちで電話を作ることにします。
見よう見まねで、杉の木の間にロープを張って、ねんどの電話機をつけて電話をつくるものの、どうやってつかっていいかわかりません。
月のきれいな夜に、おばあちゃんとお話しようと思ったリスの子は、電話をかけようと電話線を伝っておばあちゃんのところまで走ってでかけます。
なんというか、きゅんきゅんするような、とってもかわいい絵本です。
いい年したおっさんがキュンキュンなんていうのも気持ち悪いかもしれませんが、ほんとにかわいいんですよ、この本。
お話もかわいいし、リスの子もかわいい。かわいすぎてウルッとしちゃいます。
とにかくかわいい世界を満喫したいときにおすすめです。
でも、かわいいだけで終わらなくって、なるほどーってなるオチ(かわいい)もちゃんとあるんですよね。
さて、何回かわいいと書いたでしょうかってくらいかわいいを連発していますが、ぜひ一度手にとって読んでみてください。表紙の裏から全部かわいいですから(笑)
多分、それほど有名じゃないと思うんですよね。この本。
実際のところ、ぼくがいた図書館でも、閉架書庫に入ったままでした。
図書館というのは、手に取れるところに出せる本の数というのは限られています。
なので、出しておける本(開架)以外の本は、書庫にしまっておくしかありません(閉架)。
定期的に入れ替えたりするんですが、どうしても需要の高いものが中心になってしまうため、リクエストの少ない本はしまったままになってしまうんです。
図書館で探して無かったとしても、もしかしたら閉架にあるかもしれません。検索したらあるかもしれないんで、ぜひチェックしてくださいね(買うのが一番いいんですけどね)。