今回閲覧注意です。

うんちっち 作 ステファニー・ブレイク 訳 ふしみみさお 出版 あすなろ書房

うさぎの子のシモンは、何を聞かれても「うんちっち」としか答えない。狼に「たべてもいいかい」と聞かれても「うんちっち」と答えるもんだから、ひと飲みで食べられてしまいます。ところが、今度は狼が「うんちっち」としか喋られなくなってしまい、気分が悪く寝込んでしまいます。それに気づいた医者のお父さんうさぎは、狼の口からかわいい息子のうんちっちを助け出します。

やはり子供は、ウンコ、シッコ、ちんこ、おしり、おなら、この手のものは好きですよね。

うんちのパワーがすごすぎて読めば確実に受けるだろうという絵本です。
昔、ショーでファイヤートーチ(たいまつ)を使った時に、自分のショーがウケているのか、火がウケているだけじゃないだろうか、実力不足を火でごまかしてるんじゃないかとと悩んだことが有りました。何を言ってるかと言うと、読み聞かせだとそれくらい盛り上がります、これ。

表紙のイラストからしても、なかなか憎たらしい感じのうさぎ。
「うんちっち!」としか答えないくせに、狼から命からがら助け出したお父さんが「ああ、ぼくのだいじな うんちっち!」と言うと「なにいってるの?ぼくはシモンだよ」なんて答えます。

「うんち」で全編押していくように見せて、こうやって華麗に引いてみせたりするところは、笑いの基本がよくわかっているなぁと思います。フランスも日本もどちらでも通じるというのはなかなかおもしろい。

そういうわけで、原作はフランス語です。

「うんち」というと、日本ではこういう形状のものが思い出されますが

いわゆるマキグソだと思います(食事中の方のために、チョコレートソフトクリームのイメージ画像にしています)

原題は「caca boudin」、直訳すると「うんこソーセージ」

つるっとでてくる快便のうんこ、といったところでしょうか。(食事中のために、フランス版グーグルでboudinで画像検索して最初に出てきたソーセージの画像です)
フランス人のうんこのイメージというのはこういうものなんでしょうかね。

そこで、フランス人のうんちのイメージというのは、そもそも巻いていないのではないか、という仮説をもとに「caca」でも検索をしてみたところ、絵文字のうんこばかりたくさん出てきました。

日本語のうんこではバリエーション豊かなうんこのイラストが表示されるところで、この絵文字

これがたくさん表示をされるところを見ると、フランス的には比較的最近入ってきたイメージになるのかもしれません。
将来的に「うんこソーセージ」ではなく「うんこソフトクリーム」のようなフランス語ができるかもしれませんね、知らんけど。

ちなみに、日本語では「オナラブー!」で終わるのですが、フランス語では「Prout!」(プルット!)だそうです。

お食事中の方は失礼しました。汚い話ばかりでごめんなさい笑

You Tubeで見つけた原作の読み聞かせです、フランズ版の方が装丁がかわいいです、日本版は表紙の内側には何も書かれていませんが、フランス版にはシモンのイラストが沢山かかれてます。

ぜひ、日本語版もどうぞ
上の画像からアマゾンのリンクを貼っていますが、中古しかないようです(しかも高い!)、なので楽天ブックスのリンクを張っておきます。

https://books.rakuten.co.jp/rb/11445232/

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