ほしをさがしに 作 しもかわらゆみ 出版 講談社
見たことのない足跡をみつけたねずみは、これは昨夜見た流れ星の足跡に違いないと思ったネズミは、仲良しのモグラに会いたい!と星にお願いをするために、足跡をたどっていきます。
リアルな絵柄にファンタジーな展開、ラストがなんともキュートです。
以前に紹介した「りすでんわ」系ですね。
なんかもう可愛くてキュンキュンしたいって方はぜひ読んでみてください。
りすでんわでは、粘土でつくった電話につるで作ったロープを電話線にしたリスたちは、電話をかけたい相手のところにロープを伝って走っていくという間違った使い方をするものの、電話って便利だなー!と大喜びします。
オチになるので具体的には触れませんが、そんなかわいい勘違いにほっこりしちゃいます。
イラストの書き込みがものすごくて、ふわふわの毛の一本一本まで書き込まれている感じ。
表紙がすばらしくって、物語のラストにもこもこ動く謎の足跡をみんなで覗き込んでるシーンを別角度で書かれたものだと思うのですが
こんな感じ、ネットで見ると、表紙だけしか目に入らないので、見開きでこんなになってるってことはあまり伝わらないんですよね。特に読み終わってからこれを見ると、あーー!あのシーンだ!と気づけるんじゃないでしょうか。こういう感じも絵本の楽しさなんだと思います。
手にとってみたら、表紙だけではなく、裏も開いてぜひじっくり見てください。
読み聞かせで読むと6分くらいでしょうか。
もうひとつくらい終盤に山場があって、8~10分くらいだと最高なのになーと個人的には思ったりします。自分か読み聞かせでどう使うかって基準だけの話なんですが、すいません。
絵がリアルな分、ネズミやうさぎとオオカミが仲良くしてるところに違和感を感じなくもないですが、そこはそう、ファンタジーな絵本の世界は動物はみんなヴィーガンなんです。そもそもそれ言ってたら何も成り立ちませんから、気にせずキュンキュンしましょう!笑