みんなのおすし 作 はらぺこめがね 出版 ポプラ社

ここはとあるお寿司屋さん、お客さんは仕事帰りのお父さんや、子供を連れたお母さんが来たかと思えば、不思議な人(?)達も次々やってくる人気店。どんなお客さんにもぴったりのお寿司を握ってくれます。最後はたっぷりのわさびを入れられたみたいにドキッとさせられます。

以前に紹介した、「やきそばばんばん」のはらぺこめがねさんの絵本です。

みんなのおすしはしかけ絵本です。

寿司屋のカウンターを上から覗いたアングルで、寿司を握る店主の手と、寿司を食べるお客さんの手しか見えないところで、仕掛けをぺろっとめくるとお客さんがわかるようになっています。

カッパ巻きを食べる緑色の手のお客さん、生肉の寿司をたべる、毛むくじゃらの手をしたお客さん、だれだろうと想像してぺろっとめくるとその正体が判明するわけなんですが、最後には謎の寿司屋の店主の正体まで判明します。

最後のオチになるので、詳しい説明は避けますが、ネタがなくなってしまってから来たネズミたちにシャリを振る舞う店主が、ふうーと一息ついたところで店主が登場するんですが・・・えええ~? じゃ、いまのネズミたちは??? いいお客さんって、そういう意味なの???と

ひえー、なんというオチ!と思ってよくよく見てみると、最後の最後にネズミたちがちらっと出てくるので、きっと無事なんだろうなと一安心。

なんとなく想像ついたかもしれないですが、実際に見て確かめてみてください。

もう一度最初からよーく見てみると、見返し(表紙の裏側)のイラストにヒントが隠されてたりしています。
最近の絵本はこういう細かいネタが多いです。よく見ると、カッパはお酒だし、ガイコツは牛乳だし、生肉には赤ワインだったりします。隅々までじっくり見てみましょう。

てなわけで、一年続けられたな、うん、えらい!笑
来年もネタ切れするまで続けます!

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