あかちゃん社長がやってきた 作 マーラ・フレイジー 訳 もとしたいづみ

あかちゃんはやってきたその日から社長なのです。家の中で一番いい場所に社長室を構え、社員には次から次へを命令を出し、言うとおりにならなければすぐに癇癪をおこし、少しでも問題がおきれば夜中でも構わず社員を呼び出してきます。そんなブラック社長に社員はくたくたでやる気を失ってしまうのですが、社長には秘策がありました・・・

うちの社長はこの子です。

すっかりお利口さんなので、あかちゃん社長のように振り回されるようなこともないんですが、様々なことがこの子を中心にして回っています。

一人でお留守番だって十分にできそうなんですが、寂しがるからということでほとんどお留守番をさせられることはありません。朝昼晩と三食たべさせてるので、誰かが社長にご飯をだせるように勤務体制が敷かれています。
うち、社長室がありますからね。それでも今は寒いのでコタツで寝せていますが、春から秋にかけては部屋の中にあるケージに入って寝てますから。

しっぽをフリフリするだけでかわいいね~!と社員一同社長を溺愛してます。

あかちゃんが出てくる話なので、赤ちゃん向けの絵本のように思われるかもしれませんが、赤ちゃんだとちょっと理解できないでしょうね。幼児でも意味がわかんないんじゃないかな? この絵本の面白さは大人じゃないとわからないんじゃないかなと思います。
実際に子育てをして、その大変さがわかった人だと余計に、あー!そうだ!そうだ!ってなりそうです。
子供が生まれたなんてタイミングでプレゼントするのにもぴったりなように思うし、子供を育てた大人が読んでも懐かしく思えたりするんじゃないでしょうか。

ちなみに、映画「ボス・ベイビー」の原案なんだそうです。ストーリーはぜんぜん違うので、原作じゃなくて設定だけ原案ってことだと思うんですが、ちょっとびっくりですね。

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