ドーナツペンタくん 作 柴田ケイコ 出版 白泉社

ペンタくんはドーナツ屋さん、夏になると、キッチンカーで海水浴場に乗り付けて、できたてのドーナツを販売します。揚げたてのドーナツは大人気で、たくさんの動物たちがキッチンカーに集まってきます。そんなペンタくんには、おいしいドーナツをつくるだけじゃない、もう一つの大事な仕事があったのです。

パンの次はドーナツか!という感じの「ドーナツペンタくん」です。

「パンどろぼう」シリーズが大人気の柴田ケイコさんの新作、発売から一月遅れで購入したら、もう第二刷でした、すごっ!大人気ですね。

ペンタくんはあげたてドーナツのキッチンカーに乗ってくるんですが、キッチンカーって表現が定着したのはここ数年でしょうか。

モリ芸でもキッチンカーがたくさん来てくれていますが、始めた頃は、移動販売車やケータリングカーなんて呼び方をしてましたし、毎年、あの車、移動販売じゃなくってなんかシャレた言い方があったよね、なんだっけ?とチラシをつくる時に思い出そうとして頭を悩ますくらいに流通してなかった言葉でした。

気になってGoogle先生で調べてみたんですが、こんな結果。やはり2020年のあたりから急上昇しています。

こういう新しい設定、言葉が絵本に入ってくるというのも時代を表している感じで面白いですね。

つい先日に

ぱなしくんを購入して、来月発売のパンどろぼうの新作

を予約したところで、今年に入って3冊も出しているのか!と思ってびっくりしました。

そう思ったのですが、とんでも無い。9月のパンどろぼうの新作が今年の5冊目。めちゃめちゃハイペース。
こういう新しい言葉もどんどん入れているから、こんなハイペースで作品をつくっていけるんでしょうね。

僕の推しのシゲタサヤカさんは、このまえの「クリコ」が二年ぶりで、ちゃんと活動してるんだろうかと心配になるくらいですから、羨ましい限りです・・・

裏表紙の裏にはドーナツのレシピも載ってたり

カバーのイラストはなんだろうと思ったら、ドーナツにさすための人形だそうです。

更に、帯は表紙のイラストのテーブル部分がまるっと帯になってます。

細かいところまで手を抜いてないのがステキです。だから人気があるんだろうな。

ペンタくんの正体も、ちょっと想像できなかったオチ。
よく見ると表紙にもちゃんとヒントがあるんですね。そう思って見てみると、うん、たしかにその職業の人はこんな格好してるわ! そうかー、そこまで思い至らなかった。やられたなぁ。
ここには書かないので、ぜひ読んでみてくださいね。

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