パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち 作 柴田ケイコ 出版 KADOKAWA

え・・・・パンは?
パンどろぼうなのに、今回の主人公はおにぎり姿のおにぎりぼうや
毎日毎日おにぎりばかりの食卓に嫌気がさして家を飛び出したおにぎりぼうや、途中で出会った旅のおじさんに見たこともない食べ物を勧められ・・・

大人気のパンどろぼう、「にせパンどろぼう」「なぞのフランスパン」に続いて、今回は「おにぎりぼうや」

今までは主人公がパンどろぼうだったのに、今回は最初から主人公は「おにぎりぼうや」

結末は大変に衝撃的でした。
読んでからよく考えてみたんですが、おにぎりぼうやの正体とは一体?!と考えてからみれば想像がついたんじゃないかと思うんですが、そういうことを全然考えないで読み進めたものですから、この衝撃的な結末をより楽しめたように思います。

これから読みたい方は、そういうことをあまり考えないようにして読むのがいいと思います。今読んでいるこのことについても、すぐに忘れておくことをおすすめします。

「にせパンどろぼう」と「なぞのフランスパン」は第一弾の「パンどろぼう」を読んでなくても十分に楽しめる内容だったんですが、今回は、少なくとも「パンどろぼう」は読まなければいけません。「パンどろぼう」を読んでからこの作品を読めば2倍以上は楽しめるんじゃないでしょうか。なので絶対に読んでからにしましょう。

絵本ってシリーズ物でも単独で読むことを前提にして、あまり前作に依存しないようにどれから読んでもいいように作られてることが多いような気がするんですが、シリーズ物というよりも漫画のような1巻、2巻・・・で、今回は「パンどろぼう」の4巻というような感じ。こういうのも新しい時代の絵本の作り方なんでしょうかね。

そう思って見てみたら、Kindle版は全4巻という扱いみたいですね。なるほど。

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