うちゅうじんはいない?! 作 ジョン・エイジー 訳 久保陽子

宇宙人を見つけるために、遠くの星までやってきた。まわりの人はみんな「宇宙人なんていない」というんだけど、僕は絶対見つけてみせる! でも、しばらく探しても見つからないし、だんだん自信がなくなってきた・・・ほんとにいないんじゃないかな・・・? あれ?

先日、学校の課題でインタビューをさせてほしいとのことでお願いされてインタビューをうけました。気になる職業の人へのインタビューということで、大道芸人の僕に声がかかったという次第です。

そんなわけで質問項目をもらって事前に考えてたんですが、どうして大道芸をしているのか、何に影響をうけたのか、なんてことを改めて考えてみるというのも面白くものです。

自分の中にあることって、アウトプットして初めて意識することってあるじゃないですか。たしかにその場にあるんだけど、しまったままで何も意識してなかったことが、言葉にするために引き出されるみたいな。

そうだよなぁ、自分はこんな事を考えてたんだよなと、わかってはいたことなんだけど、改めて気付かされるのでおもしろいです。

何に影響を受けたのか、と考えてみると、子供のときに見たテレビ番組があるよなぁと思います、毎日のように夕方に放送されていたトムとジェリーや、毎週土曜日の夜に放送されていた8時だョ!全員集合だったり、そういうものにすごく影響されているように思います。

ちなみに最後の放送は1985年だそうで、今は2022年ということは。。。こ、こわっ!

というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、8時だョ!全員集合でよくあったネタに「志村~!うしろ~!」ってネタがあります。

後ろに出てくるなにかに気づかない志村けんに、観客が「志村~!うしろ~!」とつっこみ、後ろを向いた瞬間に隠れて気づかないってのを何度も繰り返すという。
この絵本はまんまこれです。志村~!うしろ~!

観客である読者からは見えているんですが、主人公の目には入らないものですから、「もう!早く気づいてよ!」となりますので、「志村~!うしろ~!」とツッコミを入れながら読むと楽しそうですね。大人数の読み聞かせでも盛り上がりそうです。

ちなみに原作のタイトルってなんだろうって思って調べてみたら、「LIFE ON MARS」でした。
火星の生物、火星人はいるのか みたいな感じでしょうか。

タイトルの文字のフォントは日本語版のほうがセンスがいいですね。

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