ねこのラーメンやさん 作 KORIRI 出版 金の星社

街で人気のラーメン屋さん、店主の猫のマオさんがこだわりのかつおぶしを爪で削ってダシを取ってつくったかつおラーメンが大人気。開店前から並んで待っていたお客さんに早速ラーメンを出すものの誰も手をつけようとしません・・・

「ねこのようしょくやさん」に続く第二弾ということなんですが、ようしょくやさん読んだことないのでこちらが初です。こんど探して読んでみます。

ちょっとリアルっぽさが残る猫がたくさん登場します。どうやら実際の猫をモデルにしてるのかな?

細かい書き込みをじっくり探して突っ込みながら読みたいタイプの本です。

お店の出入り口の引き戸には「ここでつめをとがないでください」を書いてあって、爪研ぎの痕を塗装し直したようになってたり、調味料の中に、こっそりと「マタタビエキス」なんてのが並んでたりして、これは猫としては麻薬的にやばいやつじゃないの? 人気があるのもコレのせいなんじゃない?

裸(?)に蝶ネクタイと前掛けタイプのエプロンだけの丸出しなのに、海で泳ぐ姿を想像するシーンではビキニの水着を着て隠すという謎、しかも自分の目じゃなくて魚の被り物に水中メガネをつけてたりして、ツッコミどころが満載。

ちなみに、お店の前の看板はこちら

どっかでみたことあるぞ! 778,800円ですって、結構高い!

読んでいて思い出したんですが、昔、岐阜で美味しいラーメンやさんを見つけて、数カ月後にまた行ってみたんです。

たしかここらへんと思って入った店がどうやら間違ってて、しかもあまりおいしくないんです。

不幸なことに張り切って大盛りにしてしまい、食が進まずもそもそ食べてたら、コシのない細麺が伸びに伸びて、冷めて美味しくない上に食べても食べても減らないわで大変でした。多分人生でラーメン残したのってこのときだけだったと思う。

何の話かって、お話のオチの話になってしまうので詳しい言及は避けますが、熱々のラーメンは猫舌では食べられないから冷めるの待ってたら伸びちゃうよね。でも冷めても美味しいラーメンでよかったですね。

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