どうしてうちの動物園にはお客さんが来ないんだろう・・・ 悩んだ園長が、テレビのパンダ特集を見て思いついた。パンダを動物園に呼ぶためのオーディションをしようと、チラシを街中に張り巡らせた。オーディションの当日、たくさんのパンダが集まったものの、どうやらちょっと違うような・・・

先日のニュースでも話題になっていましたね、パンダ。

上野動物園のシャンシャン、アドベンチャーワールドの永明(えいめい)、桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)、合計4頭のパンダが中国に帰っていきました。

現在、日本国内にいるパンダはすべて、中国からの貸与なんだそうです。ワシントン条約によって、絶滅の危機にひんしたパンダは、商業取引だけでなく贈与も禁止されており、繁殖や血球を目的とした貸与という形式を取っているそうです。レンタル代は年間1億600万円だそうです。中日の柳裕也の年俸が1億800万円だそうですので、パンダ=柳裕也とおぼえておくと便利です。

ちなみに上野動物園に隣接する上野公園は、東京都の大道芸ライセンスであるヘブンアーティストのポイントでもあります。

園内に何箇所かポイントがあるんですが、やはり動物園に一番近いところが一番人が集まりやすい人気ポイントだったりするんですが、5年前のシャンシャン公開時はそれはもう大変な混雑となり、行列対策のためにその人気ポイントが使えなくなったりしていました。

パンダの年俸は1億600万ですが、その経済効果は5年8ヶ月で600億だとも言われています。いくら僕がお客さんを集めるのが得意だと言っても、約6年で600億はとてもじゃないけど無理だ・・・それ以前に1億600万円も無理だけど・・・ 客寄せパンダおそるべし・・・

お客さんが集まらない動物園が、パンダに頼ろうとオーディションをしようとする気持ちもわかりますね。自前でパンダを用意できればどれほど助かることか!笑

パンダの人気にあやかって、パンダに化ける話や、実はパンダは○○だった、という話は「おれたちはパンダじゃない」や「パンダ銭湯」など他にもありますが、ネズミから象まで、あらゆる動物が全部パンダ(しかもバレバレ)というのはなかなか無いように思います。

パンダに頼らない解決法を見つけ、そのままでいいんだよというオチで終わるというのが、今どき話だということなんでしょうか。

表紙の裏の見開きにある、ニセモノパンダずかんも面白いです。最近の絵本は、こういうところも見逃せない書き込みがたくさんあるので大好きなんですけども、その中で一匹、なんだかわからない生き物が・・・・

他のはわからうんですが、これだけなんだかわかりません・・・・ え?ほんもののパンダ?

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