パンダのおさじとフライパンダ 作 柴田ケイコ 出版 ポプラ社
不思議なパンダのフライパンの中から出てきたのは、小さなパンダのおさじ。「アポパイ ポコパイ パンパンパン パンダッチュのポー!」と不思議な呪文を唱えると、フライパンダでつくった料理はなんでもおいしそうなパンダ料理になります。ガラガラだったくまのくーさんのレストランはパンダ料理で大人気。
先日、amazonで本のまとめ買いキャンペーンをやってました。8冊以上で10%ポイント還元。まとめて買うこと自体が、宅配便会社への負担も減るし、流行りのSDGsですね。
絵本って大体一冊1,500円~2,000円くらい、8冊買うと約1冊分くらいポイント還元というのなら見逃す手はありません。
そもそも月に5~6冊は購入していることを思うと、2ヶ月分をまとめて買ったものと思えば大したことはありません。しかも一冊余分に買えるみたいなもんですから。
というわけで、自分の中の、買おうかどうしようか迷ってるリストの本もまとめて一括で購入しわけなんですが、その中の一冊が、発売されたばかりのこの本でした。
何を迷ってるって、面白い本を見つけたいと思って色々買ってるわけで、一番うれしいのって、あまり売れてなさそうなんだけどすっごい面白いという本を見つける、発掘するとでもいうのでしょうか、それがとても快感なんです。柴田ケイコさんについては、あたりだとわかってクジを引くような感じなので、もっとギャンブルがしたいなと思ってしまうんですよね(笑)。
内容なんですが、予想通りです。面白いです。
今までのと違う感じというのは、不思議な呪文を唱えるシーンでは、踊りながら唱えているんですけども、そのポースがわかりやすく振り付けのように書いてある。
それが、ちょっとやってみたくなるというか、声に出して読みたくなる呪文と、踊ってみたくなるポーズの組み合わせ。実際ちょっと動いて読んじゃいました。
作品を本の中だけで楽しむというだけでなく、本の外でも動きで楽しませようというのが、今までの作品とちょっと違うなって感じます。読み聞かせでは確実に盛り上がりそう。
フライパンのフライパンダもなんですが、口が箸置きになっててちょっと便利っぽい。実際あるのかな?と思って探してみたんですが、フライパンの蓋に箸置きがついてるのって売ってないっぽいです。ちなみにレミパンは取っ手にお玉が乗るようになってました。
これはまさか、フライパンを作って売る計画でもあるんじゃなかろうかと思ったところで
奥付を見たら、「パンダのおさじ〈1〉」ですって。この時点でシリーズ化確定というわけか。
となると、次はパンダまな板?パンダ鍋? はたまたパンダ包丁?
踊りとキッチン道具のシリーズになるのでしょうか。そして、シリーズのキッチン道具をリアルでと販売するのでしょうか? どうなるのかな?ちょっと楽しみです。