この、本当なのか夢なのかわからないかんじ、同じく澤野さんが絵を担当した「かべのすきま」も、いろいろ思わせぶりな書き方も含めて似た感じです。
この、隅々までよーく見ないと気づかないことが色々ある感じが大好きです。
絵本って、文字だけ追って読んでいけばいいってわけじゃなくって、やっぱり絵まで含めて楽しむものですし、更に、その絵の中に、さらっと見ただけでは気づかないようなものが入ってる感じ。じっくり細部まで見た人だけ気づくことができることがあればあるほど、なんか得した気になります。
例えて言うなら、ドラクエなんかで、村のすみっこにいる人のセリフがクリア後に変わってるみたいなのあるじゃないですか、あれを見つけた喜びみたいな。
あの楽しみがたくさん隠されてたりします。じっくり探してみてください。