ながいながいねこのおかあさん 作 キューライス 絵 ヒグチユウコ 出版 白泉社
子猫のおかあさんはとっても長い猫。ある日、子猫は強い風におかあさんのしっぽのところまで飛ばされてしまいます。走り出した子猫はお母さんの顔のそばまで戻ることはできるのでしょうか?
うちのトイレにあるカレンダーが毎年Moeの付録のヒグチユウコさんのカレンダーなんです。

カレンダーは怪しい猫ばかりなんですが、この絵本に登場するのは、表紙を見る限りでは普通の猫に見えます。
しかし、実際のところはタイトルのとおり、ながーーーーーーーい猫なんです。
ながいながいというのがどれくらい長いのかというと、子猫が一日中走っても顔まで戻れないくらい。

クレーンやん!と思わずつぶやいてしまいましたが、しっぽもこんなに長い。
体に沿って走っていくものですから、途中でのどが渇いてもおっぱいが飲めるんですよね。なかなか思いつくアイデアじゃないですね、マラソンの給水所かよ!?
がんばる子猫の姿がすっごいかわいいです。

でっかいステッカーがついてました。
キューライスさんもヒグチユウコさんもどちらも好きなんですが、作風が違いすぎてどんな話になるんだろうと思っていたのですが、これは確かにキューライスさんの絵柄よりもヒグチユウコさんの絵柄のほうがあってるように思えます。
キューライスさんの絵柄だと胴の長い猫は単にギャグになりそうだから、かわいいんだけどちょっと不気味な感じがいいんでしょうね。
子猫は今は普通サイズのようにみえるんですが、大きくなるにつれて徐々に体が長くなるんだろうか?と疑問に思ったのですが、奥付にちょっと長くなった子猫が描かれていました。きっとだんだん長くなるんでしょう。ダックスフンドくらいで止まってくれるとかわいいんだけどなぁ笑。
ちなみに、キューライスさんの絵柄と言われてピンとこない方はこちら、絵本は一年前に紹介してました。