このコロナ禍においては、大道芸でもコロナ対策というのは必須です。

しかし、対策を取ることで、観客の数も減らさないといけませんし、接触も控えないといけないしで、いろいろと対策を取れば取るほど身動きは取りづらくなるし、不利益な点ばかりだと不満に思っていました。

そんな中なので、コロナ禍の間では、今までのようないいショーはできないとずっと思っていたんですけども、最近はちょっと考えが変わってきました。

先週末も下呂と岡崎でショーをしましたが、非常にいい感じのショーをすることができました。
たまたまじゃなく、ここのところ、どこでやっても良い雰囲気でショーができています。

それは何故だろうかと考えてみたんですが、コロナ対策のおかげなのではないかと思うんです。

十分な対策をとることで、自分もお客さんも制限が増えて身動きは取りづらくなります。

でも、それを十分に説明をして、理解を得ることができれば、この不十分な状況の中でもみんなで協力していこう!という一体感が作れるようになってきたんじゃないかと思うのです。

だから、結果的にショーは非常に良い雰囲気でできますし、以前よりも一体感が生まれているのではないか、そんな気がします。いろんな状況を逆手にとることで、逆にそれを武器にできているような気がします。

こんな状況じゃいいショーはできないとずっと思っていましたし、お客さんに対して、100%の状態を見てもらえないことに対して、申し訳ないとずっと思ってました。
だけど、そんな気持ちじゃだめだったんだなと気づきました。

そういう迷いがなくなってきたもの一つなんでしょう。安全に配慮した上でいいショーを提供できているんだという自信があります。

今までと同じことができないと思って迷ってやるショーよりも、今できる最高のショーと思ってやるほうがいいし、それよりも今までで最高のショーだと思ってやるほうがいいに決まってます。

そんな事を考えながら、頭の中を整理してたら今よりももっといいショーができそうな気がしてきました。

なかなか景気はよくならないけども、ショーくらいはいいものにしていきたいものです。

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