うどん対ラーメン 作 田中六大 出版 講談社
うどんとラーメンのどちらがおいしいか決着をつける戦いが今始まる・・・
うどんのようにつるっとした顔のうどんに対して、無精髭のリアルなおっさんのラーメンの衝撃と言ったらありません。
「もちもちなると手裏剣」に「うどんしばり」で対抗していたかと思えば、魔法陣からラーメンモンスターを召喚したり、巨大うどんやのおじさんが登場したりと、どんどん戦いはエスカレート、ついには宇宙船まで登場してしまい・・・
図書館に勤めているときに、選書担当(図書館でどんな本を買うのか選ぶ担当)に、「これ、すっごい面白いからうちにも入れて!」とお願いしたんだけど、バカバカしすぎるからか却下されました。面白いのに・・・
キン肉マン、ドラゴンボール、北斗の拳、ジャンプ黄金時代のバトル漫画を彷彿とさせる展開に胸が熱くなります。
戦いを通してお互いの良さに気づき、そして互いに認め合いがっちりと握手をする。うーん、まさにジャンプ漫画。
そのイメージのために、どうしてもラーメンがフリーザっぽくなってしまうのは仕方のないことでしょう。
ネットのレビューを見てたんですが、「うけるときとうけないとき、反応が真っ二つ」というのを見て、うんうん、そうだよなーと。
たしかにそうなんですよ。読んでものすごいウケるときと、シーンとしてしまうときがあります。
僕はものすごい面白い!と思っても、担当には響かなかったように、賛否両論が巻き起こる内容だったりします。
そしてもう一つ気づきました。そのレビューを書いたのが自分であることに・・・ 書いたの忘れてた(笑)