てんてんきょうだい 作 山田慶太 絵 田口麻由 出版 ポプラ社

「おどうど~!」「にいぢゃ~ん!」てんてんをつけることが大好きなてんてんきょうだい。きょうもいろんな言葉にてんてんをつけていきます。

なんでもそうなんですけど、物事の面白さというのは、そこに込められた思いやこだわりの量に比例するんだと思うんですよね。

こだわりすぎもだめでしょといわれればそれもそうですね。こだわってるものが全て面白いわけではないんだけど、すべての面白いものはめちゃめちゃこだわっています。

込められた思いが、そのとおりにすべて伝わるわけではないんですが、そこには何かがあるぞというのはちゃんと伝わるよう思います。その何かがどういうことなのかというのは具体的にわからないにしても、その何かに人は惹き寄せられるんじゃないかなと思ってます。

「てんてんきょうだい」表紙がたまらなくいいですね。
てんてんが白、きょうだいが黒ってのも、なんかいいですね。きっとめちゃめちゃ試行錯誤の上にこれに落ち着いたと思うんですけど、背景の水色と合わさって、非常にバランスがいいように感じます。

それとまたこの明朝体の感じと、一行で1/3を占めるこの感じがいいですよね。「゛」の存在感ももちろんなんですけど。

「か」が「が」になるというような、言葉遊びを楽しめるという話なんだろうなと思っていたんですけど、ポプラ社のサイトを見てみたら。

最初に文字に親しむ子どもたちに、日本語の明朝体の美しさを感じて欲しいという思いから、生まれた「てんてんきょうだい」。点々から生まれた兄弟が、色々な言葉に点をつける、言葉遊び絵本です。

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/2083091.html

み、明朝体の美しさ??? 確かに伝わっては来たんですけど、自体にこだわりがあるフォントマニアだから伝わってきたものだと思ってましたが、そこにこだわっていたんだとは思いませんでした。いや、もうこういうところなの、こういうところなんだよなぁ~。

冒頭の「おどうど~!」「おにいぢゃ~ん!」だけで、物語の設定と、今後の展開がうっすらわかってきて、さらになんとなく東北地方のズーズー弁に変換されて頭の中で再生されます。
方言での掛け合いで進んでいく感じで、途中でなんども吹き出すことになりました。さいごも「おじまい」になってるし、おもじろい!

買ったときには帯がついてなかったんだけど、ポプラ社のサイト見たら帯がついてるみたいで、その帯には

だのじぐで、だめになる

く~~~、この帯はつけてほしかったなぁ~~~、だめになる笑

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