ほんっとに面白そうな犬の絵本がなかなか無いんですよね。
表紙のチャイの表情がとっても素敵です。
そして、唇?なのかな?チャイの口のまわりの黒いところ。犬飼ってる方はわかっていただけるんじゃないかと思うんですが、うちの子もこんな感じだなーと思っちゃうようなリアルな感じがいいです。
こういうのは長谷川さんが飼い主だからこそ描けたものなんでしょう。
チャイが主人公の話のように見せかけて、背景の長谷川家の日常にも、また別のお話が隠されている感じ。
最後のシーンがお母さんの誕生日パーティーなんですが、そこに注目して前に戻ってみると、カレンダーに印がついてたり、お母さんがいないときにみんなで相談してたり、出かけた隙に準備したサプライズだったんだなってことがわかったり、セリフがないけど後ろでしっかり進行してるのがおもしろいです。