ゆかしたのワニ 作 ねじめ正一 絵 コマツシンヤ 出版 福音館書店

僕は夜になると、七つ道具の入った袋を腰にぶら下げて、ワニの歯磨きするために、床下にでかけます。開いた口につっかえ棒をかませて、ごしごしごしごし、歯を磨きます。

歯が痛いと本当に大変!

先日、歯が半分欠けてしまいました。

奥から三本目の歯の裏側ということもあり、目立つこともないのは幸いだったのですが、大変不便です。

今は薬を詰めてもらったので痛みはないのですが、硬いものは歯茎にあたって痛くて食べにくくて仕方がありません。

薬を詰めてもらう前はもっと大変で、口にするものが体温より高くても低くても、水だってしみるから大変です。歯のことですから口の中で体温に戻すわけにもいかず、舌先をU字溝のようにして喉に直結して流し込むというアクロバティックな水の飲み方をして難を逃れていました。

ここ数ヶ月体重が少し増えてたのがなかなか戻らずに困ってたんですが、歯がかけてから1ヶ月で体重もあっさり落ちました。

野生動物に虫歯がないのは、虫歯になると死ぬという話もあります。歯痛ダイエットとでもいうのでしょうか、体重は落ちますが全くオススメできません。

床下になぜワニがいるのか、なぜ主人公はそのワニの歯磨きをしないといけないのか、理由は最後まで全くわかりませんが、ワニが食べたい気持ちをなんとか抑えつつ、歯磨きに協力しているのは、虫歯になったら大変だと思っているからでしょうか?

僕の大好きな「パンツはながれる」にも通じるような、荒唐無稽なほら話です。夢の中での話のような気もしますが、どうなんでしょう。そこは全く語られてないのでわかりません。

絵もかわいくてなんともいい感じ、名前で検索したら、佐々木マキさんの名前も出てきて、ああ、なるほど、もうちょっとシュッとした感じはするけども、そんな雰囲気もあるなぁという感じです。

この本、結構安くって、990円でした。最近買ったのだと1500円くらいが平均。かといって極端にサイズが小さいわけでもありません。値下がりしたわけでもないのにこの値段は安いじゃんと思ったのですが、カバーも帯も付いてませんでした。

うーん、まぁカバーなんていらないけどさ。帯がついてても邪魔なんだけどさ。かと言って無ければ無いでちょっと寂しかったりもする。侘び寂びがないとでもいうのかな?ちがうか笑
でもまぁ、カバーついて1300円で、カバーなしで990円とかだったらカバーなしでいいかなぁ。うーん、むずかしいですね。

おすすめの記事