パライパンマンマ 作 イ・ジウン 訳 申 明浩、広松 由希

小さくて白いマシュマロンが住む村に、恐ろしい巨大生物が現れた。毛むくじゃらで爪を尖らせ、その上目付きが悪い。「パライパンマンマ」と恐ろしい声を上げる巨大生物を前に、力を合わせて戦おうための準備を進めるマシュマロンたちの中、一匹の勇気あるマシュマロンが、そっと巨大生物に声をかけてみると・・・

韓国の作家さんの作品です。ちょっと漫画チックなコマ割りで始まるんですが、ボローニャ・ラガッツィ賞のコミック部門の最優秀賞を受賞しているというのもなるほどって感じ。

ちっちゃいなにかがたくさん出てきてワラワラしている雰囲気だとか、その絵の漫画っぽい雰囲気だとかが、ノラネコぐんだんを彷彿とさせます。
特にこの前読んだ、「ノラネコぐんだんラーメンやさん」で、巨大生物と戦うのを見てるので、余計にそんな感じがするのかもしれません。

よくよく読んでみると、戦いの勝利を喜んで小旗を振ってるシーンがあるんですが、旗の色が青と赤の太極旗カラー。あと、出てくる果物がザクロってところ、日本だとザクロってマイナーですよね。ここらへんが韓国っぽいといえばそんな感じがします。

表紙も、光沢とつや消しを組み合わせて手が込んでるし、表紙の裏は何も書いてないなと思ったら、カバーを外すとマシュマロンがいっぱい書いてあってかわいいです。そういう手の込み方も、いい意味で外国の絵本っぽくないです。

それにしても、日本の絵本で、似たようなストーリーの話があったようなきがするんですよね。

見た目で誤解されてたけど、実は悪い人じゃなかったみたいな。

なんだろう、「泣いた赤鬼」はちょっと違うよな。
「あしなが」も悪い犬だという噂に惑わされていたんだけど、実はいい犬だったみたいな感じは似ているんだけど、ちょこっと違うかなぁ。

なんだか思い出せそうで思い出せなくて、なんだかもやもやしてます笑

こういうときにどうしたらいいのか、というと図書館で聞いてみるといいんでしょうね。

図書館ってところは、本を貸し出しするだけではなくって、レファレンスというサービスも行っています。調べたいことや知りたいことについて聞くと、関連する本を紹介してくれたりするわけです。

以前に、岐阜のメディアコスモスに行ったときに、ああ、あの本面白かったけど、なんだっけ? みたいなことがあって、カウンターで問い合わせたら見事さがしてくれたことがありました。

こんな内容です

家が喋る、ホラ吹きでいろいろいうのがおもしろくて話をきいていたけど実は全部本当だった。最後はロボットになって戦う

うそつきマルタさんという作品でした。

なので、今度聞いてみようかな。なんかありそうな気がする。うーん、気になるぞ。


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