おばけのケーキ屋さん 作 SAKAE 出版 マイクロマガジン社

おばけのケーキ屋さんは。おいしいケーキでみんなをびっくりさせることが大好き。ある日お店にやってきた女の子にケーキを振る舞っても「パパの作るケーキと同じくらい」と女の子はびっくりしません。自分の作るケーキが一番だと認めさせようと、お店に毎月食べにおいでとお願いします。

今週末からモリコロパークの地球市民交流センターで「やっぱり大道芸が好き!2023」の公演をおこないます。

今週末の8月26日(土)から、27(日)2(土)3(日)と4日間開催します。

オマールえびの登場は2日です。ご予約お待ちしています。

僕らが出演する2日は、春のパンまつりならぬ、真夏の新ネタまつりということで、各自新ネタを用意しております。もちろん僕も新ネタ準備中です。

夏なので怖い話で涼しくなってもらいましょうかということで、怖い話の絵本を読むことにして準備をしています。

一冊は、シンプルに気持ち悪くて怖い話。読んでて、うーん、救いようがないぞと。もう一冊は、精神的に怖いというか狂ってるというか、これは怖いけど面白くて好きなお話です。
もう一冊怖い本を、と思って選んでいた本があるんですけども、ちょっと他の本とのネタかぶりもあってどうしようかと思っているところです。

そう思ってたときにこの本を買ったんですけども、大変おもしろいです。

おばけのケーキ屋さんと、そこにきた小さな子供とのほのぼの系の楽しい話を想像して読んでたんですが、全く違いました。ガッツリ泣けた。
たしかに、つぎはどうなるのだろうと予想しながら読んだら想像ができた展開かもしれませんが、音読しながら読んでたので、そこまで想像してなくって油断しました。詰まって最後まで音読できませんでした。

確実に大人の方がぐっとくるんですけど、子供でもなんとか理解できそうな感じ。でも少し対象年齢は高めのように思います。
作者が狙ってる感が強い気もしなくもなくって、うるっときてしまうと狙い通りでちょっと悔しくもあったりしますが、自分的にはとっても好きな展開なんですよ、仕方ない。

作者の方のお名前を存じ上げなかったんですけど、ネットの投稿サイトのpixivに投稿した作品だそうです。
そういう経歴だからなのか、ちょっとマイナーなのかな? ネットでは話題になっても、図書館などではほとんど置いてないみたいみたい。しらべてみたら岐阜県内でも3館しか置いてない(おばけつながりの「ねないこだれだ」は県内102館に置いてあります)。
なんとなく埋蔵金を掘り当てたみたいな感じ。みんなが知ってる面白い作品を見つけるよりも、みんなが知らないものを見つけるほうが嬉しいもんです。やったね。

で、まぁ、最初の予定と違うんだけど、おばけじゃん? おばけって怖いじゃん? そのおばけが登場するんだから、怪談ってことでよくない? という理屈で、当日のリストに加えることにします。

ただ、予備知識がない方が面白いわけでして、これを読んで見に行こうかなと思っていただいた方も、どうか書いたことはすっかり忘れて見に来てくれたらいいなと思ってます。無理か!笑

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