なつのいちにち 作 はたこうしろう 出版 偕成社

澄み切った青空に、むくむくと沸き立つ真っ白な入道雲。真っ白なシャツに大きめの麦わら帽子、虫取り網を担いで、青々とした田んぼの畦道を森に向かってかけていく。

今週末の予想気温を見てびっくりしました。名古屋39度予想。体温よりも上、というかかなり程度の悪い発熱くらいの気温。

ショーのときも移動はほとんど車なんですが、ここのところ現場に到着してドアを開けた途端にむわっと体にまとわりついてくる熱気にうんざりすることしきり。その時点でもう帰りたくなってきてしまいます。

ショーのときなどはファンの付いた空調ベストを愛用してますが、汗をかいてからつかうと気化熱で涼しくなるんですが、汗をかく前に使用すると低温のドライヤーを体に当ててるようで、単に暑いだけ。40度近い空気を体にまとっていることを考えたら、それってもうお風呂じゃない?

そう思うと、先日行った長野県の山形村はよかったなぁ。山と田畑に囲まれている状況はうちとほとんど変わらないってのに、ドアを開けたときのむっとした感じがありません。標高の高さの影響もあるのでしょうか空気の爽やかさが違いました。
週末に飯田の出演があるという話をしてたら、飯田は暑いから~なんて言ってましたが、それにくらべたら名古屋やら多治見やらはほぼ地獄でしょうね。

少なくとも、ここらへんでは、青々とした田んぼのあぜ道を虫取り網を持ってかけていくなんてのは、はるか昔の風景となってしまいました。

僕らは絵本を読むことで、昔の人々の暮らしについての知識を得ています。

それこそ、燃料を確保するために山に芝を狩りに行ったり、火をつけるには火打ち石を使い、かまどで料理をする、洗濯のために川に行く、全部昔話を聞いて得た知識です。

そう思うと、近い将来、子供たちは、40度を超えて外出が禁止された冷房の効いた部屋の中で、「昔って夏に外で遊べたんだね」なんて言いながら、この本を読んで、昭和の夏の様子を知るのかもしれません。
いや、令和の子供もすでにそんな感じなのかもなぁ・・・

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